このページではシンキングシティのゲームシステムについて解説します。
調査
手がかりを収集する
ストーリーを進行させるためにはまず手がかりを集める必要があります。 手がかりの収集には以下の方法があります。
アイテムやオブジェクトを直接調べる
調査可能なオブジェクトやアイテムに近づくと虫眼鏡マークが表示され、それを調べることができます。 手がかりを見つけるための最も基本的な行動となります。 高難易度時は手がかりを発見したことが表示されず、またその場所の進捗状況が100%に達した時も明示されないので注意しましょう。
心の眼を使う
探索中に視界の歪みが発生する時に発動することができます。 オブジェクトを詳細に調べたり、幻覚の壁を取り除くことができます。
記憶の宮殿を使用する
メニュー画面の一番左側にあるタブからアクセスできます。 ここでは入手した2つの手がかりを組み合わせて推理を行います。 2つの手がかりの組み合わせが正しければ、そこからの進展への推理のロックが解除されます。 推理は異なるものが2つ提示されることがあります。 この推理はあくまで調査の進行を支援するためのものであり、推理の上で例えばあるキャラクターが死亡する結末となっても、そのキャラクターが必ず死亡するというわけではありません。 高難易度時は新たな手がかりのロックの解除や、それらの手がかりが記憶の宮殿で組み合わせることができる可能性があることが明示されないので注意しましょう。
過去視を行う
ある現場において、過去に発生した事を知ることができます。 犯罪現場や以前にイベントが発生した場所などで虫眼鏡マークが表示されると発動できます。 青い雲の中に入り、全ての調査ポイントを調べてからイベントの時系列を1、2、3…というように正しい順番に設定します。 時系列の設定が正しければ画面が緑色に点滅します。 間違っていた場合は赤色に点滅し、正しい順番になるまで再設定を行うことになります。
前兆
心の眼の発動中には人間やカラス、怪物のシルエットが見えることがあります。 それらをたどって行くと隠しオブジェクトや通路、特定の人物の隠れ場所にたどり着くことがあります。
NPCと会話する
NPCと会話することで目撃証言やアイテムを得られることがあるほか、新たに調査可能となるエリアに関する情報を得られることがあります。 NPCを見つけたら全ての質問を行うようにしましょう。 重大な決断の選択肢が相反する場合はプレイヤーのプレイスタイルに合う方を選択するといいでしょう。
資料室を訪れる
ある人物の住居の発見や、都市の特定の地域での犯罪行為に関する情報が記載された書類を入手したい時に訪れる場所です。 警察署や市役所、新聞社、病院などにある資料室へ行き、分析するための証拠と3つの検索カテゴリを正しく設定することで目的の書類を入手することができます。
手がかりを分析する
入手した手がかりは、メニュー画面のケースブックに保存されます。 ロック解除された手がかりの説明には建物の住所やアイテムの重要性、次に誰に質問すべきかなど重要な情報が記載されているため必ず目を通しておくようにしましょう。
調査を終了する
調査はその完了に必要な全ての行動を行えばその時点で自動的に終了となり、報酬として経験値や武器、弾薬などを獲得します。 全ての手がかりを発見または分析していなくても調査を完了することが可能ですが、全ての手がかりを発見、分析してから調査を終えれば獲得できる経験値は最大となります。
選択肢の決定の影響について
各調査では最終段階に達すると主にNPCとの会話において重要な選択を迫られることになります。 それらの選択はリードが最後の場所へと向かう途中に出現する幻影に影響しますが、ゲームのエンディングが変化することはありません。 とはいえ、不本意な意思決定を行ってしまわないように、会話を行うまえにセーブをしておくといいでしょう。
探索
移動手段
通常は徒歩やダッシュでの移動を行います。 しゃがむことで小さな穴を通り抜けたり障害物の下をくぐり抜けたり、柵や障害物を登り越えることもできます。 ただしハシゴを登ることができず、高所から落下するとダメージを受けます。
水域では基本的にはボートを使用して渡ることになります。 ボートは桟橋に配置されています。 泳ぐことも可能ですが、水中に5秒以上とどまっているとウナギに襲われるので注意しましょう。 ボートはアイテムの回収の際などに任意の場所に残しておくことが可能です。
ファストトラベル
街で電話ボックスを発見するとその場所のファストトラベル地点がロック解除され、ロック解除された電話ボックス間でのファストトラベルが可能となります。 ロック解除されていない電話ボックスは地図上ではコンパスのアイコンで表示されています。 ゲームのロード時には最寄りの電話ボックスからの再開となりますが、近くに電話ボックスがない場合には最も近くにある電話ボックスの近くからの再開となります。 新たなエリアに入った時にはいったんセーブし、ロードして最寄りの電話ボックスの近くから再開するといいでしょう。
建物への進入
警察署など地図で表示のある建物には入ることができますが、建物の入口のドアに白色で描かれたマークのある建物にも入ることが可能です。 ドアにHと書かれている建物は居住者がいることを表しており、Vは怪物がいる危険地帯や怪物出没区域への入り口を表しています。 渦巻き形のマークは事件やストーリーに関連していることを表し、十字のマークは非常に危険なエリアであることを表しています。 マークは見づらいことがありますが、心の眼を使えば青色の輪郭で見やすくなります。
アイテムの収集
ゲーム中ではアイテム作成の素材となるアイテムや、銃に使用したりオークモントシティの通貨としても使用できる弾薬を入手することができます。 探索可能な場所は近づくと白色のダイヤモンド型のマークで表示されます。 売却可能な貴重品や新たな武器は建物内で発見しても入手することはできません。 入手可能なアイテムの入った家具には通常は白色のマークが記されているため、建物内の全てのオブジェクトを調べる必要はありません。 街を探索している時はゴミ箱や車のトランク内を調べることが可能です。
怪物出没区域
怪物に支配されたエリアで、近づくと発見して地図にマーキングされます。 怪物出没区域の入口はバリケード化されていますが、建物を通り抜けたりバリケードを登り越えることで侵入できます。 怪物出没区域内にある箱には貴重品が入っており、経験値稼ぎの場所としても最適です。 なお、怪物出没区域を正常化する概念は存在せず、怪物を倒し続けてもクリアになるということはありません。
戦闘
シンキングシティでは、武器は主に射撃武器と近接武器の2種類で、それに加えて手榴弾や火炎瓶などの投擲武器やトラップといった戦闘用アイテムがあります。 射撃武器である銃の弾は銃のタイプによって異なり、アイテムクラフトで作成できます。 近接武器は破壊および交換ができませんが、スキルによって性能を高めることができます。 新しい銃はメインミッションの進行に合わせて発見していくようになっています。
戦闘のコツ
敵はタイプによって体力や攻撃手段が異なるため、それぞれの敵に応じた戦法をとる必要があります。 敵は頭部や黄色に光る心臓など弱点があり、そこを攻撃することで倒しやすくなります。 弾薬は有限で貴重なので、ザコはできるだけ銃を使わずに近接武器で倒していきましょう。 大型の敵でもある程度弱らせた後は近接武器でとどめをさすようにするといいでしょう。 慣れてくれば特定の敵を倒すのに必要な弾数や近接攻撃の回数もわかってくるようになると思うので、そうしたらできるだけ弾薬消費を抑えて近接武器を活用して倒すようにしましょう。 一部の敵には色違いが存在し、それらは通常のものよりも追加スキルや特性を持っていて回復力も高い強敵になっているので注意しましょう。 アクションが苦手なプレイヤーは、難易度を下げたり、エイム補助機能をオンにするなどすることで対応するといいです。
アイテムの作成
リードは建物内の白いマークのある箱や家具、屋外のゴミ箱や車のトランクから回収できる素材を使ってアイテムを作成することができます。 新たなアイテムを入手すると、それを作成するための設計図を自動的に取得します。 ゲーム序盤で怪物出没区域を訪れて手榴弾とトラップを入手し、それらを作成できるようにしておくと有利にゲームを進められるようになるでしょう。 素材は怪物出没区域で入手できるものが最も質が高いですが、安全に入手するなら白色のHマークが入口ドアに記された建物内で回収するといいでしょう。 これら素材の入った箱は一定時間が経過すると再び中身が補充されるので、ファストトラベルで移動したりセーブ&リロードをすれば短時間で箱の中身を再補充することができます。 これは怪物出没区域にある箱にも適用されますが、怪物出没区域に出現する敵もまた再出現するので注意しましょう。
スキル
スキルはリードの様々な能力を向上させ、ゲームをより効率よくプレイできるようになります。 スキルには戦闘能力、生命力、精神力の3つのカテゴリがあります。 各スキルは最初はロックされており、ロックを解除するには知識ポイントが必要になります。 知識ポイントは累積経験値が一定の値に達すると獲得することができ、経験値の進捗具合はスキルメニューの画面右上側に表示されます。
主人公のチャールズ・リードは事件の解決やストーリーの進行、敵を倒した時、ロケーションを100%コンプした時などに経験値を獲得します。 事件を解決すると1000ポイント以上の経験値を獲得でき、敵はより強い敵を倒すことでより多くの経験値を獲得することができます。 敵は怪物出没区域に出現するので、その場所へ行って倒しましょう。 また怪物出没区域にはアーティファクトがあり、それを発見することでも経験値を獲得できます。 ロケーションは地図上に虫眼鏡のアイコンで表示される場所で、その場所の全ての痕跡を調べれば100%コンプを達成することができます。
おすすめのスキル
リードは序盤は回復力が低いため、生命力の不自然な回復(瀕死状態になると体力が一定値まで徐々に回復する)、異常な持久力(体力がアップする)、船乗りの私立探偵(近接攻撃力がアップする)を解除するといいでしょう。 それから精神力の完全なる明晰(獲得できる経験値が少し増え、正気度の維持力も上がる)と探偵の分析(獲得できる経験値が増える)でより多くの経験値を獲得できるようにしましょう。 その後は戦闘能力の強化や弾薬のストック数の増加等、弱点を補うなり強みをさらに許可するなりプレイヤーの好みでスキルを解放していきましょう。
初心者向け 序盤の進め方
救急キットは常に1個はストックしておくこと
体力は自動的に回復することはないので、手持ちがなくならないように作成するなどして常に1個はストックしておくようにしましょう。
空間の歪みを発見したら心の眼を発動すること
主に地図上で虫眼鏡のマークで記されている場所を探索していると空間の歪みと遭遇することがあります。 それを発見したら必ず心の眼を発動するようにしましょう。 これにより、隠された要素が表に現れて先へ進めるようになります。
収集した証拠の説明をよく読むこと
このゲームでは次に訪れるべき場所は地図に表示されません。 調査すべき場所の住所や人物に関する情報は入手した証拠の説明に書かれており、それを参考にして調査を進めていくことになります。
新エリアに入ったら、まず電話ボックスを見つけること
電話ボックスはファストトラベル(瞬間移動)ポイントであり、発見した電話ボックス間を瞬間移動することができます。 未発見の電話ボックスは地図には表示されないため、街を探索して見つける必要があります。 新たなエリアに入ったらまず電話ボックスを1つは見つけておくようにすれば効率よくゲームを進められるようになるでしょう。
正気度ゲージに気をつけること
画面左下に表示される青色のゲージはリードの精神状態を表しています。 このゲージが低下すると幻覚症状が悪化し、0になると死亡してしまう可能性があります。 無実のNPCの命を奪ってしまった場合など、ショックを受ける出来事があると低下します。 幻覚は怪物の姿で現れますが、撃って倒そうとしても弾を無駄にするだけなのでひたすら逃げてください。 正気度ゲージは時間の経過とともに自然回復し、精神安定剤で回復することもできます。
水域に入らないようにすること
リードは水域に入っても泳いで進むことができますが、数秒間水中にいるとウナギに襲われてダメージを受けてしまうので、できる限り水中に入らないようするのが賢明です。 水域がある場所にはほぼ必ずボートが用意されているので、それを使って水域を渡るようにしましょう。 なお、各水域にはそれぞれボートが用意されており、ボートを別の水域へと移動させたりする必要はありません。
敵との戦闘を極力回避すること
敵と戦うとなると体力を消耗したり弾薬を消費することになり、必要のない戦いを繰り返しているといざ本当に戦わなければならない状況で体力や弾薬が不足しているといった事態になりかねません。 無駄な戦いは避け、体力や弾薬などの戦闘力はいざという時のためにできる限り温存しておくようにしましょう。
一般市民を攻撃しないこと
一般市民を攻撃すると銃撃で反撃されるほか、倒してしまうと正気度ゲージが低下します。 また一般市民は倒してもアイテムをドロップせず、経験値も獲得できないので良いことは一つもありません。
錠前などを撃たないこと
一部の調査可能な場所は鍵のかかったドアの奥や板の後ろにありますが、この鍵や板は近接武器で破壊することができます。 弾薬は貴重なので、鍵や板を破壊するのに銃を使用しないようにしましょう。
アイテム箱を活用すること
アイテム箱は中身を回収しても、ある程度の時間が経過すると再び中身が補充されます。 このシステムをうまく活用して弾薬や救急キットのストックを確保するよにするといいでしょう。
虫眼鏡のアイコンでマークされた場所を全て探索すること
地図上で虫眼鏡のマークで記されている場所は、犯罪現場など重要な場所であることを示しています。 これらの場所を全て探索すれば最大の経験値を獲得することができます。
各会話の前にセーブをしておくこと
NPCとの会話には選択肢が発生することがあり、選択によってはプレイヤーの望まない展開になることがあります。 それらの選択がゲームのエンディングに影響することはありませんが、事前にセーブをしておけばもう一方の選択肢を試してみることもできます。
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