「もういいかい?-Unsought-」は1990年代の日本の町を舞台とした和風ホラーアドベンチャーで、プレイヤーは誰もいなくなってしまった世界に迷い込んでしまった小学生となって現実世界への帰還を目指します。
探索ノベル型ではありますが、あのホラーゲームの傑作「SIREN」にとても良く似た世界観があるので、あの恐怖を再び味わいたいという方であれば楽しめるタイトルだと思います。
ゲームシステム
時間について
このゲームには時間の概念があり、0:00までに異世界から脱出できないとゲームオーバーとなってしまうという制限時間があります。 何らかの行動をするたびに左上の時間が経過していくため、なるべき無駄な行動をせずにストーリーを進めていった方が良いでしょう。 また18:00等、特定の時間になるとイベントが発生して時間が大幅に経過します。 夜になると視界も悪くなってくるため、まともに行動するには懐中電灯も必須となります。
セーブポイント
道中の所々にあるお地蔵さんに手を合わせるとセーブをすることができます。
攻略チャート
自宅~洞窟
自宅で意識を失い、洞窟で目覚めたあと山道を下りていくところまでは一本道となります。
川沿い
はなび大会19じ~21じ おく上 わすれないように
「3-1」
ブロック塀通りを進んで交差点へ向かいます。 ここで17:00を知らせる夕方のチャイムが鳴り、時間の概念が発生します。 これ以降は何かの行動をとるたびに時間が経過していくことになります。
電線通り
セーブポイントのお地蔵さんがあります。
ブロック塀通り
電柱の行方不明のポスター
服装はシマ柄のシャツに赤いスカート
交差点
掲示板
犬を探しています 2年前から探している
バス停
ベンチに置いてある雑誌
神隠しについて
交番
壁に貼られてある地図を調べると、持ち物の手帳からこの町の地図を確認することができるようになります。
地図
田んぼ │ 踏切り───│ 神社 │ │ ───公園 │ 洞窟 / \ │ \ / \│ 川沿い 駄菓子屋 \ / \ 交番 / 交差点─小学校
床に散らばった書類:警察の資料
児童の事件による被害者:8歳 男の子
被害者はY市小学校の男子生徒 体育館の倉庫で発見
死因は失血死
犯行時刻は20:00前後
交番内には警官が一人います。
警官の独り言
大変なことが起きているのに何もできない
なぜここにいるのか思い出せない
商店街を抜けて住宅街へ行き、小学校へ向かいます。
商店街 / 階段通り
セーブポイントのお地蔵さんがあります。
住宅街
小学校へ向かいます。
小学校
校庭
体育倉庫へ向かいます。
体育館前
セーブポイントのお地蔵さんがあります。 また、うさぎ小屋の前に10円玉が落ちているので拾います。
体育倉庫
床の血だまりの中にある屋上扉のカギを拾います。 その後校庭に戻り、校門から校内へ入ります。
校内
校内案内図
1F廊下東側に職員室 西側に1年生と2年生の教室
2F廊下東側に音楽室と理科室 西側に3年生と4年生の教室
3F廊下東側に図書室 西側に5年生と6年生の教室
1F東側の職員室に入ろうとすると開きませんが、もう一方のドアが開いているのでそちらから中へ入ります。
1F職員室
先生のそばの机を調べ、連絡網の横に置いてある3-1のカギを回収します。
先生の独り言
ひたすら電話で誰かに謝っている
棚の上に懐中電灯が置いてあるので回収します。 この懐中電灯を使えば夜の暗闇の中でも視界を確保して探索を続けることができます。 また、職員室に入ってすぐの机の上には吸い殻が山盛りになっている灰皿があり、その横に置いてある図書室のカギも入手します。
2F西側にある3-1の教室へ行き、鍵を使って中に入ります。
2F 3-1教室
学級新聞
山の洞窟の名前は「オクツキどうくつ」
あの世に行く人はこのどうくつから行き、カミサマに会ってあの世で暮らす
机(中央)に置いてあるプリントの束
ぼくは~くんがなくなってかなしい あぶないひとにはついていかない
机(窓側)に置いてある花瓶
何も生けられていない 寂しい気持ちになる
花瓶が置かれた机の中の友達の日記
転校してきたあの子はかくれんぼがうまい
ひっこしで転校するけどお互い忘れないと約束した
ボクは泣きそうだったけど あの子は泣かなかった
ひっこす前にあの子と花火を見にいく約束をした
花火大会は19:00~21:00じ 学校のおく上で待ち合わせをした
おく上に行くにはカギがひつようだけど、こっそりかります!
教卓の上には連絡網が置いてありますが、この時点では住所を調べることはできません。 まず3Fにある図書室へ行き、カギを使って中に入ります。
3F図書室
地域の情報の棚にある「オクツキ洞窟」について書かれている本を、古い本が集められた棚にある「イザナキとイザナミ」について書かれた本をそれぞれ読みます。 「イザナキとイザナミ」について書かれた本を読んだ後には10円玉も入手します。
図書室を出て屋上へ向かい、カギでドアを開いて屋上に出ます。
屋上
時計裏にいる少年に近づくと、自分の名前を思い出します。
連絡網がある1F職員室か2Fの3-1教室に戻ります。
1F職員室 / 2F 3-1教室
連絡網を調べると、自宅が田んぼの奥にあることがわかります。
小学校を出て、自宅のある田んぼへ向かいます。 途中、神社に立ち寄ります。
神社前
自動販売機を調べて10円玉×4を入手します。
駄菓子屋
店主の歌
オクツキ穴を通りしものは 名前をとられて帰ってこない
しにたくなければ とりもどせ とりもどせ
オクツキ穴に通じる道は 真っ暗闇で通れやしない
通りたければ 火を灯せ 火を灯せ
黄泉の国の大神さまは 迷い人を見逃しはしない
0時までには 家帰れ 家帰れ
店主のおばあちゃんに話しかけると色々なことを尋ねることができますが、駄菓子を買わないと何も教えてもらえません。 駄菓子を購入した後おばあちゃんに質問すればヒントを教えてくれます。
神社
立て看板
社の中には古い櫛が〇〇れており、これは〇〇〇キがイザナミの変化した姿、ヨモツオオカミに出会った時に使われたものだと言われている
参道を進んだ先にあるお社の前の賽銭箱に10円玉を入れ、「櫛をください」とお祈りします。 なお、小学校の図書室で「イザナキとイザナミ」について書かれた本を読んでいない場合にはこの選択肢が発生しないため、ストーリーを進めることができません。
社の中に入り、木製の台に置いてある古びた櫛を入手します。
公園
警官がいます。 話しかけられた場合は一人で自宅に帰ることができることを告げましょう。
案内板
花火大会 19時~21時
場所:Y市立公園 特設会場
ベンチの雑誌:都市伝説マガジン4月号
【使者の国も亡者 餓鬼】
使者の国に迷い込んだ人間が長い時を過ごすと、餓鬼という悪魔に変貌する
餓鬼は鋭い爪を持ち、通常の人間よりもはるかに力が強い
血に飢え、自分と同じ年ごろの人間を好んで襲う
餓鬼はまれに使者の国から現世に戻ってくることがある
トンネルを通って自宅へ向かいます。
トンネル
セーブポイントのお地蔵さんがあります。
警官
思い出した 先生からの通報を受けて あの家へ行った
アレが皆を…そしてここにたどり着いた…
君は…そうか、助かったんだね
それなら良かった うん、もういいよ
田んぼ
奥の道にある自宅に玄関ドアから入ります。
自宅
1階
居間の固定電話の留守番電話のメッセージ
日付が変わるまでには帰宅する 父
2階 お父さんの部屋
お父さんの日記
なつきには転校を強いたが 友達ができて安心
新しい友達とは公園でよくかくれんぼをしているようだ
なつきはかくれんぼが得意
なつきの友達が引っ越すことになって残念だ
その友達と花火大会に行くようだが 子供だけで少し心配だ
なつきの友達が花火大会当日に亡くなった
事件に巻き込まれたらしい
なつきは友達に会えなかったようだが 無事に帰ってきて良かった
なつきは相当ショックを受けている
なつきを連れてオクツキ洞窟へ行った
洞窟は踏み切りを越えた先の古びた鳥居の細道を行けばたどり着く
「オクツキ洞窟はあの世とこの世の出入口」
オクツキ洞窟のことを図書室で調べることをすすめたが 聞こえていなかったようだ
明日はなつきの誕生日 仕事が忙しいが早く帰らなければ
ここで父親の留守電メッセージに従って0:00ギリギリまで自宅で待っていると、父親が帰ってきてエンディング:結末1の流れに以降します。
父親を待たない場合、自宅を出て踏み切りへ向かいます。
田んぼ
先生
君だけは助かったんだね これで思い残すことなく
うん もういいよ
踏み切り
踏み切りを渡ります。 踏み切りは時間帯によって、もしくは夜遅くになると渡れるようです。
ため池
壁の隙間の中に入り、奥へ進みます。 中は真っ暗闇ですが、古びた櫛を持っていると明かりになって先へ進めるようになります。
洞窟を通り抜けた後、倒れた柱に近づくとラスボス:奇妙な生物がいます。 ここで奇妙な生物に見つかってしまうと即ゲームオーバーとなってしまうので注意してください。 ねじれた木の陰→木の根と移動すると、次に自動販売機がありますが、そのまますぐに自動販売機の所へ移動すると奇妙な生物に見つかってしまいます。 木の根の所でしばらく待っていると奇妙な生物が移動するので、その背後を通って自動販売機の所へ移動しましょう。 ここで自動販売機からジュースの缶が出てくるので拾い、その缶を遠くへ投げます。 すると奇妙な生物はその缶の音がした方へ移動するので、その隙に近くの社の中に隠れます。 そこでしばらく様子を見ていると奇妙な生物は元の方へ引き返していきますが、社の中に隠れていることに気づきます。 そうしたら社の中にある古い小さな戸棚の中にさらに隠れ、選択肢で「息を止める」を選択します。 これで奇妙な生物は鳥居の所に戻るので、社を出て山道へと向かいましょう。
山道
洞窟へ行って中に入り、水たまりの中に入ればエンディング:結末2となります。 また、小学校の屋上で友達と会わないままこの水たまりに入った場合はエンディング:結末3となります。
エンディング
エンディングはプレイ内容によって3つのパターンに変化します。
結末1(グッドエンド)
父親にお別れをして家に帰った
小学校の屋上で友達と会って自分の名前を思い出した後、自宅に帰ります。 自宅の居間の留守番電話のメッセージを聞くと父親が「日付が変わるまでには帰宅する」と言っているので、そのまま0:00まで自宅で待機しましょう。 深夜23:55を過ぎると玄関のドアを叩く音が聞こえるので、父親の指示に従って2階の自分の部屋の押し入れの中に隠れます。 そのまま待機していると父親がやってきて見つかりますが、そこで自分の名前を答えましょう。
父親と一緒に山道の洞窟の水たまりの所までたどり着いた後、父親の指示に従って水たまりに入ればこの結末となります。
結末2(ノーマルエンド)
名前を取り戻し、ひとりで家に帰った
小学校3F図書室で「オクツキ洞窟」について書かれている本と「イザナキとイザナミ」について書かれた本を読んだ後、屋上で友達と会って自分の名前を思い出します。 その後、神社のお社で賽銭箱に10円を入れて「櫛をください」とお祈りをして、社の中にある古びた櫛を入手します。
自宅がある田んぼの方へ行き、踏み切りを渡ってため池にある洞窟に入ります。 古びた櫛を使って洞窟を通り抜け、奇妙な生物をやり過ごして山道の洞窟まで行き、水たまりに入ればこの結末となります。
結末3(バッドエンド)
名前を取り戻せず、ひとりで家に帰った
小学校の屋上で友達と再会しないこと以外、結末2と同じ様に進めればこの結末となります。
オクツキ穴を通りしものは 名前をとられて帰ってこない
しにたくなければ とりもどせ とりもどせ
成果
取得しなくてもゲームをクリアすることはできますが、グッドエンドや事件の真相解明を目指すのであれば必須の行動となります。
ネコと一緒に帰った
駄菓子屋で100円で売っているネコ缶を買います。 お金は駄菓子屋のそばの自動販売機など、様々な場所に落ちています。
住宅街から路地へ行き、家の隙間を調べるとネコがいます。 このネコにネコ缶をあげると主人公になつき、それ以降は一緒にいる状態になります。
友達に別れのあいさつをした
小学校の屋上で友達と会えば達成できます。
ポーチを拾った
結末1または結末2で自宅に戻る途中で訪れる公園で、遊具のそばに落ちている赤いポーチを拾うと達成できます。
事件の真相
全てのエンディングと成果を達成するとゲームのスタートメニューに「ある日の夢」が追加されます。 この「ある日の夢」はいわゆるネタバレ要素で、最初に自宅を訪ねてきた少女の視点から事件の真相が語られます。
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